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万人共通の健康食事法



福岡市西区姪浜の整体
駅近なのに静かな住宅街の一画にひっそりと隠れ家整体を営んで十数年。
頭痛、自律神経不調、アレルギーなどの体調不良から解放されたい方のための自然整体ウツロイです。





 今回も食と体にまつわるお話し。
整体後は体調が良くなって当然です。
しかし、問題はその後どうやって、その体調を維持するか?
また、体調を崩れないようにするか?
が問われます。


一般的には、姿勢を気にして過ごしましょう。とか、ストレッチしましょう。とか
体に関するアドバイスを受けると思います。


または、食事は三食きちんと食べましょう。
規則正しく生活しましょう。
糖分は控えた食生活を心がけましょう。

などの、食生活や生活習慣的なアドバイスもあるかと想います。


実は万人に合う、食習慣や生活習慣はありません。
運動習慣の有無、運動量、筋肉量、などでも好ましい食の基準も違うし
気付かないアレルギーもあるし
アドバイスは千差万別、十人十色です。



そんな中でも、これは万人に共通して好ましいという、食習慣のアドバイスの話しをしたいと想います。


消化負担の少ない食習慣


 消化負担は万人に共通して、少ないに越した事はありません。

痩せてようが、太ってようが、筋肉がしっかりしてようが、なかろうが、体調が良かろうが悪かろうが、どんな人にも、どんな時にも、消化負担の多い少ないは、万人共通です。


消化負担が大きいということは、消化不良を起こしやすい、未消化になりやすい
という事です。

未消化は、内臓にとっては危ない存在。

つまり、消化不良はアレルギーを引き起こしやすい。という事です。


アレルギーは即時型で現れるもの、数時間〜翌日に現れる遅延型など、粘膜に影響するモノ、様々です。

自分が気付いていようが、いまいが、免疫反応を起こし、体調に変化をもたらすアレルギーは良くない。



アレルギーにならなくとも、内臓に大きな負担を強いることになり
それぞれの内臓と神経的、または筋膜的に関連する骨格筋が硬く盛り上がったり、痛み出したり、筋力が下がったりする
体性-内臓反射が起こります。

 *簡単に言うと、内臓が悪くなると、姿勢や骨格が歪むし、筋肉痛や凝りが発生する。



これを踏まえて進めていきましょう。

咀嚼は消化の第一歩


 噛まない、噛む回数が少ないのは、どんな食材であっても消化しにくくなります。


例えばうどんや麺類のように、つるつるいける物や、お粥や雑炊など柔らかく食べ物、スムージーなど最初から砕いている食べ物などは、一見消化に負担がなさそうですが

噛まないのは、どんな食材にしても消化負担になります。


ほとんど口腔内にとどまる時間がない。
噛むことは、脳に対しての食事をしますよ、してますよ、の信号を送る作業でもあり、噛むことで唾液が分泌し、消化が始まる。


咀嚼と唾液は、胃よりも前の消化の第一歩。


ここである程度消化しやすいように整えておくことで、胃への負担がかなり軽減されます。


唾液はアミラーゼという最初の消化酵素。
でんぷんを糖に分解することで、胃酸での分解の負担を軽減させることができます。

胃酸は血液を原料に作られるため、貧血の人は早食い、噛まない食習慣から改善させる事が重要ですね。



そして何より唾液と食べ物が絡み合う段階で
この食べ物は何なのか?
どんな扱いをすればいいのか?
どのくらいの消化酵素が必要なのか?
言わば、食べ物の受付け処理みたいなものが成される。

これを「トリアージ」と言います。

トリアージされていない食べ物は、内臓にとっては、コイツ誰!?ってなるんです。
あなたのような訪問があることを聞いておりませんが?

みたいに、ちょっと戸惑いが生まれる。


噛む、咀嚼は消化の第一歩
そして、その先の臓器へこんな物が入ってきますよ!というお知らせになる。

超重要な咀嚼。
早食いの人はアレルギーになりやすいし、内臓負担を大きくするので要注意です!



非加熱・加熱・準加熱


 動物より顎も内臓も弱い人間は、火を通す、焼く、煮るという技術で、内臓負担を軽減させられる知恵を持っています。
上手に活用したいですね。



非加熱、生ものは消化負担が大きくなります。
サラダ、スムージー、刺身など。
特に植物、野菜は「細胞壁」というものを有しているので、肉類や魚に比べて消化しにくくなります。

火を通していない生野菜をゴクゴク飲めるスムージーは、結構な負担になります。
ちゃんと噛みましょう。


火を通すことで細胞壁を破壊できるので、消化負担の軽減になり、また美味しさも得られます。


何より、細菌やウイルスを熱で死滅させることができるので食中毒のリスクをかなり軽減させることができますね。




加熱には、焼く、炒める、煮る、揚げる、蒸す、炙る、など様々な方法があります。

温かみのある料理は、栄養の吸収率を高めるだけでなく、内臓の冷えを取ってもくれます。
体が冷える方は、どんな方法でも加熱した食べ物を食べるように心掛けてみましょう。



準加熱、こんな言葉はないかも知れません。
ウツロイが作った造語。
火で熱する…ではなく、レンジで温める…などの火とは異なる方法で熱を加えたモノを、ここでは「準加熱」と称することにします。

炭火、焚き火、竈、ガス、などを使って
グツグツ、ジュワジュワ、熱する
いわゆる「火を通す」調理法とは異なり、現代的な「温め」を指します。


電子レンジ、IH調理、スチーマー
など。

電子レンジやIHは、火を通しているのではなく、高振動を与えて摩擦熱で温めている。
厳密には火を通してはいない。


エスプレッソマシンなどの様に、牛乳などに高温の蒸気をかけて温める、スチーマー。
火を通しているわけではない。

これらの方法は、すぐに熱せられるんですが、ガス火など火を使って熱したモノより冷めやすいんです。


人間で例えるなら
湯船に浸って温まることが加熱
シャワー浴びて温まることが準加熱
みたいな雰囲気です。


湯船浸かると、体の芯から温まって、その温もりは風呂上がりもわりと持続します。
ところが、シャワーを浴びて温まると、温まるのは温まるけど、風呂上がりは湯船に浸かった時よりも冷めるのが早い。


家族や恋人や友達との談話で、冗談を言い合ったりして、腹の底からゲラゲラ笑うのか
上司のギャグに社員みなでとりあえず笑っているので、合わせて笑うのか
そんな例えでもいいですね。

腹の底から笑うのが加熱
話しの流れ上、とりあえず笑うのが準加熱


思い出し笑いしたり、自然と微笑みが溢れたり、ずっと続くのか
スンッと通常モードに戻っちゃうのか…



 不思議に感じた事があるんです。
豆乳を飲むと、お腹がもたれた感じがすると言う方
または、飲んだ後に痒みを感じるという方

豆乳を鍋に入れて、ガスでしっかりと火を通した場合は、それらの症状は起きない。
豆乳鍋を食べても大丈夫。

でも、カフェで豆乳をスチーマーで温めた飲み物を飲むと症状を感じる。



ぼく自身も、お腹のもたれ具合いが明らかに違うと感じます。


熱の通り方が違うので、素材に芯まで熱が加わっていない。
電子レンジやIHの場合は、熱の発生が違う。

電子レンジやIHの「マイクロ波」は、周波数帯で言うと、人体に良くない影響を及ぼします。
レントゲンなどと同様に、波調は細胞、水に変調を齎します。
食べ物の細胞に与える影響、水が記憶する周波数、それらを体内に入れた時にはマイクロ波の波調が体内に影響を及ぼす。


無農薬、無化学肥料、自然栽培
どんな良い素材の食べ物でも、電子レンジを通した途端に、人体の免疫が異物と判断する物質に変調されてしまう。
つまりアレルギー物質になる。



火を通すならガス火など、火を使えるなら使いしましょう。


ストレスは消化不良の第一歩


 脳腸相関、腸脳相関
脳と腸の神経伝達、情報伝達がある様に、脳は腸以外の臓器とも、常に情報交換をしており、脳が消化器官の働きを制御しています。


腸から脳に送られる情報伝達は、脳が腸に送る情報伝達の9倍。

どっちの方が優位なの?
ってなりますね。


脳や意識がストレスを感じるから、胃腸に影響を及ぼすのか。

胃腸がストレスを感知したから、脳へのシグナルを変調させたのか。



難しい話しは置いといて




ストレスは交感神経を揺さぶります。
交感神経は闘うか逃げるかの反射ですから、食べ物を食べてる場合じゃないんです。


瞬時に対応できるよう筋肉への血流が優先され、消化器への血流が制限、消化酵素の分泌をストップします。


あーー!!!イライラ、ムカムカするわー!
ストレス溜まったわーー!!
って時に、飲み食いする、というストレス発散方法は胃腸と自律神経に大きな負担を強いる事になる。

内臓全体的に消化に適していない状況で飲み食いすると、消化不良にならないわけがない。

ストレスを感じている時
ストレスが蓄積されている時
などは
まずストレスを発散させてから。



お風呂に入ってひと息つく
楽しい、嬉しい、面白い、などの感情で笑う
気持ちの良い景色を見たり、深呼吸が気持ちいい自然に身を置くなどして
ストレスが軽減、発散されてから、食事を楽しみましょう。


まとめ


 症状に合わせたセルフケア、施術後のアドバイスは、その人その人で異なり、共通するストレッチ、共通する良い姿勢はありません。


筋肉を付けるために運動しましょう!
というのは良い事ですが
その人の症状や状態において、細かく運動量や運動の仕方を変えてアドバイスしなければなりません。

みんながみんなスクワットすれば良い
みんながみんな一万歩以上の歩行が良い
というわけでありません。

足首の関節が正しく使えないまま歩行しているが故に膝を痛めている方はとても多いのですが
正しく足首の関節をご自身で制御できるようになる前から、歩いて膝を鍛えましょう!なんて指導したら、膝の損傷が悪化するだけです。


ですから、アドバイスは千差万別
万人共通の運動、体操はありません。




お水を心掛けてたくさん飲む、というのも「たくさん」は共通しますが
2ℓがいいの?3ℓがいいの?
それに伴い塩分量、ミネラル量は?
筋肉量は?運動量は?

それぞれ変わって来ます。

誰しもが3ℓが良い、というわけではありません。



唯一、共通するセルフケアは
「消化負担を減らす食習慣」ということです。


まとめは以下の通りです。

①しっかりと噛んでゆっくり味わい、食事を楽しむ

②できるだけ加熱した物を食べる

③ストレスを発散してから食事しよう




 ウツロイでは、脳や内臓、筋骨格などの神経伝達の改善、内臓負担をしっかり取り除き、スムーズに回復できる健康状態を取り戻すお手伝いと、おひとりおひとりの症状に合わせた適切なセルフケアをお伝え致しております。

崩れない健康体を作り上げたい方は、お気軽にご相談くださいね。