福岡市西区姪浜の整体
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前回はヒスタミンのお話しをしてみました。
脳や免疫系、アレルギーに関わる「神経伝達物質」でした。
今回の話しは、その神経伝達物質って何?
という話しです。
ホルモンというのはよく耳にするかも知れません。
ホルモンバランスとか、脳内ホルモンとか。
実は厳密に言うと、脳内ホルモンというのはありません。
何となく名前にインパクトというか、伝わりやすさ、みたいなモノがあって、メディア的なネーミングがなされています。
神経伝達物質…とか、漢字が並んでいると、どうしても難しく捉えられてしまったり、倦厭されたりします。
漢字離れですね〜

神経伝達物質とは、読んで字の如く
神経を伝達する物質です。
実は“ホルモン”と言われた方が分かりにくいのに、なぜ神経伝達物質の方が分かりにくく捉えられるんでしょうね。
ほんと。
イメージの刷り込みって、細かな場面で様々に行われています。
日本人はもっと日本語を大切に使い、触れ合うべきですね。
さて、まずは分泌腺について解説しつつ「ホルモン」を見ていきましょう。
私たちの体には分泌物を排出する分泌腺というものがあります。
分泌腺には、外分泌と内分泌があります。
「外分泌」は、皮膚の汗腺や胃腸の消化管の分泌腺
汗は分かりますが消化管も?
となります。
消化管は「体内」なので、内分泌と思われるのですが、外の空気とつながっているので、体の外と考えられています。
鼻や口の粘膜から腸内の粘膜までひと繋ぎなので、腸内にアレルギー物質が入るとくしゃみや鼻水で防御することを考えたら、なるほどね。という感じ。
「内分泌」は直接、血液中に分泌物が排出されます。
内分泌される分泌物を【ホルモン】と呼びます。
ホルモンは血液中に直接、分泌され、血流に乗って全身に流れ、必要な部位で広範囲に作用を起こします。
アドレナリンやエストロゲン、プロゲステロン、甲状腺ホルモン、インスリンなどなどがホルモンですね。
ホルモンで血糖値が上昇して興奮する。
交感神経が刺激され血糖値が上昇して興奮する。
似てますね。
ホルモン・内分泌と、自律神経との違いは、ホルモンはゆっくり持続的に効果を齎します。
自律神経は瞬時に一時的に効果を発揮。
の違い。
鳥肌が立ったり、トルメキア軍にお父さんを殺されて、髪がゾワワワッて逆立つナウシカ、とかが自律神経。
ちなみにインスリンを除いては、血糖値を上げる作用のホルモンがほとんどです。
血液中に流された血糖を筋肉に上手く運び込んでくれるのがインスリン。
血液中の血糖が筋肉に運ばれることで、結果的に血糖値が下がります。
厳密に言えばインスリンは血糖値を下げる役割りではなく、血糖を筋肉に運ぶ役割り。
糖尿病は、インスリンが作用しない、分泌されないなどの理由で、血糖が筋肉に運ばれないので、筋肉が機能維持できずに細胞壊死を起こしていく病気です。
太るイメージがありますが、痩せ衰えていきます。
糖尿病の方は強いマッサージや手術、抜歯などは厳禁です。

神経伝達物質は、シナプスから分泌されます。
この時点で「脳内ホルモン」という言葉に違和感ができてしまいますね。
神経伝達物質は、ごく微量の分泌で、ごく狭い範囲でしか伝達できません。
伝達様式は一対一。
そして素早い伝達を起こします。
神経伝達物質とホルモンは明らかに違いがありましたね。
ですが、神経伝達物質とホルモンの違いはこれだけではなくて、物質が同じでも作用によって、呼び方が変わる場合もあります。
アドレナリンやノルアドレナリンは神経伝達物質でありながら、副腎で分泌される際は血中に流れていくのでホルモンでもある。
どのように作用していくか、で変わる場合もありますね。
ややこしや。
という事で、今回の記事は完全にセラピスト向けになっちゃいましたね。