· 

痛みと脳の警戒レベル



 「痛い」は、主観的なモノで、人それぞれ度合いや感じ方が違う。
肩が凝っていることが痛みと感じる人は、「肩が痛い」と表現する。
関節にちょっとの痛みがある場合、それを「動かすと痛い」と表現するのか、「何となくピリっとした違和感がある」と表現するのか。


違いは何か?


人それぞれの感覚の違いがあるのは、何がそうさせているのか?


これは、精神や脳の警戒レベルの違いが関係している、と考えられる。


精神的なストレスが多いと、脳の警戒レベルは高まります。
クラスや職場、コミュニケーションの場においての人間関係の悩み、苦悩
仕事や金銭にまつわる経済な悩み
日々の食生活などの乱れから来る内臓の負担、怪我などによる肉体的、健康に関する悩み


精神も肉体もネガティブなストレスを多く受けることで、脳はその分、警戒レベルを高める。


または、知覚から受ける直接的な脳の警戒レベルを高める要因
|視界に映るモノに何か危険がないか
 怪しい商店街
 うっそうとした暗い森
 見るからに危険を感じる崖や濁流
 交通量の多い道路
 または、左右の視力の大きな差
 片眼だけ乱視、白内障など
 

|聞こえているモノに何か危険がないか
 不気味な物音や鳴き声
 不快な物音
 工事や暴走族などの騒音
 口論、こどもの泣き声
 または、左右の聴力の大きな差


|見えも聞こえもしない危険がないか
 嗅覚を刺激する何か
 臭い、不快な匂い
 化学的香料


|バランス感覚
 三半規管の問題(乗り物酔いなど)
 眼球の動きの問題(寄り目、斜視など)


脳は生命を維持するために、身に迫る危険をできるだけ素早く対処したい。
警戒レベルが高いと、ちょっと触れただけでもビクッとなったり、刺激に対して過剰な反応を起こします。
パチと音が鳴っただけでビクッとなったり、香り、においに対して、ものすごく敏感になったり
神経的な変化もだし、免疫系が絡む化学的な変化も体内で様々に起こる。


人より「痛い」という判断基準がとても下がったりもしますね。

通常だと、心地良いと思える様なマッサージも顔を顰めるほど「痛い」と表現してしまいます。


それとは逆に、これでもかってくらいに強く揉みほぐしたり、ボキボキのバキバキの矯正を受けないと満足できないとか、痛みのシグナルの伝達がおかしくなってしまう場合もあります。
神経繊維の不具合ですね。




 この様な場合、単に関節や筋肉、構造的なアプローチだけで、その場をしのぐのではなく、根本的な要因である「脳の警戒」癖、レベルを和らげてあげることが大事だと考えています。


神経シグナル、自律神経は、局所的で即時的に起こるもので「反射」かそれに近い性質があります。



それに加えて、免疫系が絡んでいたり、内分泌(神経伝達物質やホルモン)が関係すると、持続的あるいは継続的、そして広範囲に作用する性質があるため、一見、関係なさげな症状の発端になってしまうことも少なくありません。



意識の覚醒、交感神経を刺激したり、炎症抑制に関与したりする
アドレナリンやコルチゾール、またはヒスタミンなどの分泌増加が起こります。


交感神経は、呼吸、心拍脈拍、姿勢体勢などに関与。
ヒスタミンの分泌には、免疫細胞である肥満細胞(マスト細胞)やプラズマ細胞などが関与しています。


ヒスタミンは、皮膚症状(蕁麻疹など)や鼻や咳などのアレルギー症状を誘発したり、胃酸の分泌促進などの作用もあるため
ストレス性の皮膚症状、ストレス性胃炎も起こります。


ヒスタミンの過剰な分泌が続いたり、それに伴って誘発物質、生産物質が体内に入る機会が増えると、ヒスタミン中毒に陥り、様々なアレルギーを起こしもします。


代表的なアレルギーは、ラテックスアレルギーですね。
これ以上、繋がりを記述していくと、話しのまとまりがなくなってきてしまうので、この辺で。




 このように、精神と肉体は分けて考えることはできません。
西洋医学も東洋医学もその辺はちゃんと理解しています。

西洋医学と東洋医学を並べると、健康志向の高い人は、西洋医学を倦厭する傾向にありますが、間違ってほしくないのは、西洋医学が悪いのではなく、日本の現代医療がおかしいんだということをちゃんと分かっておいてほしい。


西洋医学の解剖学、生理学、神経学、免疫学などは素晴らしい知識の集積です。
医学の発展、知識の発展は西洋医学のおかげです。

どちらが優で、どちらが劣かを量るのもお門違い。
それぞれ優れた面があり、それぞれをそれぞれが補っています。

理性と感性と分かられるなら、西洋医学が理性で東洋医学が感性、といったところでしょうか。
陰と陽、どちらもなければ、存在し得ないものですね。



知識によって人の命をコントロールし、それを私欲、金に返還することは道に反することです、そのための悪知識として使われているのは西洋医学の知識の方が遥かに多いというのは確かですが…

人間は知り過ぎるとロクなことをしない
持ち過ぎるとロクなことをしない
どこかでおかしくなったんでしょうねー



また話しが変な方に飛んでしまいました!


では今日はこの辺で。