認識が身体を変える。
脳は様々な情報を元に、姿勢、体勢、運動、ホルモン、など、様々な要素に影響ささ、現在の身体の状態を作り上げます。
眼や耳や鼻が悪ければ、その状態でも対応できる範囲を設定して身体を作り上げるし
精神状態が悪ければ、その状態でも対応可能な範囲を設定して身体の状態を変える。
匂いで確認できる
眼で確認できる
耳で聴き取れる
平衡バランスが取れる
手や足、体、皮膚の感覚で確認できる
これらの認識が可能か不可能か
範囲や領域が広いか狭いか、鈍いか鋭いか、繊細か大雑把か
認識できる情報量が多ければ、脳が設定する生命の危険領域の幅に余裕がうまれ、日常生活が楽に過ごせます。
身体の機能は活発で制限が少なります。
逆に認識できる情報量が少ないと、危険領域の幅が狭く設定され
身体が硬い、筋肉がこりやすい、肩の力が抜けない、疲れやすい、などの症状を抱えやすくなります。
脳が把握できる情報が少なく「分からない」ことが多いからです。
ちゃんと見えてる?
ちゃんと見れてる?
眼球はちゃんと動かせている?
平衡バランスは良い?
手足の感覚は?
足の指は自在に使えてる?
身体が常に緊張していると、呼吸が浅くなりやすく、その分だけ脳や筋肉に届けられる酸素量も少なくなります。
すると、脳の神経機能が充分に発揮できなくなるし、筋肉への酸素量が少ないと、インナーマッスルが機能低下を起こし、細かく繊細な動きができなくなります。
お年寄りで、じっとしていると頭が揺れる方がいらっしゃいますが、あれは頭の平衡バランス、眼球運動の手振れ補正に使うインナーマッスルが機能低下を起こしている状態です。
脳にも筋肉にも酸素が足りていません。
降圧剤を飲んでいるとなりやすいですね。

眼の視覚情報
視力の良し悪し、眼球の動きの良し悪し、乱視の有る無し、眼の疲れ度合い
耳の聴覚と平衡バランス
聴力の良し悪し、耳鳴りの有る無し、平衡感覚の良し悪し
鼻の嗅覚情報
鼻詰まりや鼻炎の有る無し、見えない情報を嗅いで判断する、身に纏う人工香料が強過ぎないかどうか
手足の感覚情報
繊細に感じれるかどうか、指は自在に使えるかどうか、手首足首はきちんと動かせるかどうか
皮膚、筋肉、体幹
様々な知覚感覚情報の質によって、身体は変わります。
関節や骨が歪んでるから矯正する…だけじゃなく、「認識量」「情報量」を変えることが重要ですね。
そして、これは身体的なモノに限ったことではなく、精神的なモノも大きく関係して来ます。
次回はそのお話し。