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ミネラルの基礎知識



福岡市西区姪浜の整体
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さて、今回は体に必要なミネラルのお話し



 まず、必須栄養素について、改めて見ておきましょう。
「必須アミノ酸」という文言は見聞きした事があると思いますが、栄養には「必須」成分というものがあります。

これは、体内で合成できないので、外から摂るしかない、つまり食事からしか得られないので「必須」と付きます。


必須アミノ酸の他にも、必須脂肪酸も認知されていると思います。

では、必須ビタミンは?
必須ミネラルは?


あまり聞き慣れない方も居ると想います。


ちなみに「必須糖質」というものは存在しません。
糖質は体内で造られるので、必須ではないんですね。


栄養素としては必ず必要なものなのですが過剰症に気をつけたいですね。


糖質の過剰摂取は、言うまでもありません。
太る、慢性疲労、慢性的な体内の炎症、糖尿病などですね。

糖質の欠乏状態は現代人にはあまりありませんが、アスリートや筋肉を鍛えている人、体をよく動かしている人は、糖質が少なくなると、低血糖を起こしてしまいます。

頭痛やめまい感、倦怠感、筋繊維の分解
などです。

筋トレしてる方は、プロテイン必須ですが、糖質もきちんと摂るように。




 この様に、必要であっても多過ぎると弊害が起きます。

必須ミネラルや必須ビタミンなどの微量栄養素も必須でありながら過剰症があるので、サプリメントや偏った食事で、過剰症にならないように気をつけなければなりません。


よく、ブログでもYouTubeでも述べていますが、「単体のミネラルは危険だ」という話しです。

ビタミンもミネラルもアミノ酸も、バランスよく摂らないと、過剰、減少のアンバランスが起きてしまいます。

単体の栄養素を偏って摂ると過剰症になるのはもちろんですが、一方で、拮抗作用がある物質や、その栄養素を代謝するのに必要になる栄養素が欠乏していったりもします。


なので、サプリメントでの栄養補給は、基本的な知識がなければ、栄養素バランスの取れたサプリメント以外は飲まないようにした方が身のためです。

良かれと思って摂っていたのに、健康を害している…というのは、よくある話しです。
お金も健康ももったいないですね。



ですから、ウツロイでは心配のないバランス栄養のユーグレナかクロレラをすすめています。




 さて、いよいよミネラルの話しです。
必須ミネラルは、以下の通りです。

カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、塩素、リン、硫黄、亜鉛、鉄、銅、マンガン、コバルト、クロム、ヨウ素、モリブデン、セレン

聞き慣れないモノもあれば、え!って言うようなモノもあるかも知れませんね。


サプリメントでの過剰症に注意したいのが、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄でしょうか。


カルマグ飲んでるならOK!
高濃度マグネシウム摂ってるので絶対大丈夫です!
貧血なので鉄サプリ飲んでます!
亜鉛が良いって聞いたから亜鉛だけは摂ってます!


みたいなのは、マジで気をつけてね。
すぐやめましょう。



 それぞれのミネラルの要素と過剰症など見てみましょう。

 

 

|主要ミネラル|

 

カルシウム(Ca)

 神経伝達、骨や歯の形成、機能維持、血液凝固作用、心筋機能維持

 *消化管不調、多尿、喉の乾き、錯乱、昏睡

 

リン(P)

 骨や歯の機能維持、糖質代謝

 *骨代謝異常、骨祖訴訟、心臓・血管障害

 

カリウム(K)

 心臓、筋肉の機能調整、細胞内液の浸透圧

 *手足・唇の痺れ、倦怠感、不整脈、血圧低下、心不全

 

硫黄(S)

 酵素活性、髪、皮膚、爪の形成、Vb群と協力しエネルギー代謝

 *発赤、眼の充血、痛み、かすみ、気管支障害

 

ナトリウム(Na)

 筋肉、神経の興奮性を抑制、血管収縮、神経伝達、細胞外液浸透圧調整、pH調整

 *胃潰瘍、高血圧、脳機能障害、痙攣

 

塩素(Cl)

 胃酸の成分、神経伝達、肝機能補助、老廃物排出

 *胃潰瘍、喘音、チアノーゼ

 

マグネシウム(Mg)

 筋肉の興奮性、神経興奮抑制、300以上の酵素の活性、ミネラルバランス調整

 *嘔吐、筋脱力、徐脈、傾眠、低血圧、呼吸困難

 

 

 

|微量ミネラル|

 

鉄(Fe)

 赤血球、筋肉、肝臓機能維持、発達促進、粘膜免疫維持

 *フェロトーシス、肝硬変、糖尿病、ヘモクロマトーシス

  フェロトーシスについて詳しく見る

 

亜鉛(Zn)

 皮膚、粘膜、骨格の機能維持、新陳代謝やタンパク質合成に必須、感染予防

 *鉄吸収阻害、銅欠乏症による免疫低下、血管・神経・骨異常、成長障害

 

銅(Cu)

 鉄代謝、ヘモグロビン関連の酵素活性、細胞外マトリクス成熟

 *運動障害、肝障害、溶血性貧血、腎臓障害、尿生産阻害

 

ヨウ素(I)

 甲状腺ホルモンの成分、発育、基礎代謝

 *甲状腺ホルモン生成不全、唾液増大、腹痛、金属様の味を感じる

 

セレン(Se)

 甲状腺ホルモン活性、水銀の無毒化、抗酸化作用、血栓予防

 *嘔吐下痢、脱毛、爪の異常、神経損傷、吐息がニンニク臭

 

マンガン(Mn)

 骨、肝臓の酵素作用活性、骨生成の促進

 *中枢神経障害、重度の精神障害、パーキンソン、マンガン肺炎

 

モリブデン(Mo)

 糖質代謝の潤滑化、銅中毒予防、尿酸代謝

 *関節痛、高尿酸血症、銅不足

 

クロム(Cr)

 酵素、ホルモン活動に不可欠、インスリンとの協働作用

 *嘔吐下痢、腹痛、肝障害、造血障害、腎尿細管障害、中枢神経障害

 

コバルト(Co)

 Vb12の成分となる、骨髄造血機能に不可欠

 *甲状腺機能低下、心臓疾患

 

 





 簡単にまとめてみました。これを見ても単一のミネラルをサプリメントで摂取するのは危険でしかない。

バランスが必須ですね。




またミネラルについて、別の記事でも解説してみたいと思います。