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筋肉に頼るな!

 

姿勢を支えるのは筋肉ですが、鍛えたから姿勢を支えられたわけではありません。
 
 
あかちゃんは筋肉を鍛えて歩けるようになるわけではない。
手や足で床を触ったり、蹴ったり、脳に感覚刺激を入れる事で、空間を認識したり、どのように体を動かすと良いのか…など感覚(つまりは脳)を鍛えます。
 
寝返りをうったり、ハイハイできるようになるのは、体の使い方がわかって来るから…というのが一番です。
 
 
筋トレしたわけではない。
 
 
体幹を安定させ、二本足で立って、歩けるようになるのは、体幹を安定させる感覚が身についてくるからです。
筋トレをしたから立てるわけではありません。
  
  
 
当然筋トレをしなくても、運動量や使い方が増える事で、筋肉は自然と備わり、鍛えられていきます。
 
 
 
年老いても、基本的に背骨を支え、体幹を維持するインナーマッスル、抗重力筋は衰えることはありません。
しかし、呼吸が浅く酸素供給量が低下すると、背骨を支える筋群は、著しく機能が低下します。
 
 
また、体の主要な筋肉、大腰筋や僧帽筋、広背筋、臀筋群、胸筋群、大腿部の筋肉、肩甲骨周りの筋肉、腕の筋肉、首の筋肉などは、内臓の影響をダイレクトに受けます。
 
 
筋肉を鍛えていても、呼吸が浅く、内臓の機能が低下していると、筋肉は十分な機能を果たせず筋力の著しい低下を起こしてしまいます。
 
 
筋肉を鍛えて、姿勢を支えたり、歩いたりするシステムに体を作ってしまうと
呼吸や内臓機能、自律神経の乱れなどに、大きな影響を受け、腰痛や肩こりなどに悩まされやすい状態になってしまいます。
 

 

 
姿勢は呼吸による、横隔膜の上下運動で生み出される「腹圧」によって支えられています。
 
呼吸、横隔膜、腹圧での姿勢支持が、最も理想的な姿勢支持システムなのです。
 
 
体幹を鍛えるとか、足腰を鍛える事での姿勢支持は、お腹の具合を悪くすると、途端に身体中、様々な部位の痛みやしびれに悩まされてしまいます。
 
 

 

 
息を吐くと、横隔膜は上に持ち上がります。
十分に横隔膜が持ち上がったところから、息を吸うと、横隔膜は一気に下に引き下げられ、お腹が膨らみます。
 
このように、姿勢を安定させる「腹圧」は横隔膜の上下運動で生み出されます。
 
 
腹圧が十分にかけられない…
つまり、呼吸が浅く、横隔膜の上下運動が小さい人は、姿勢を支えるために、"筋肉を使う非効率なシステム"に切り替えざるを得なくなります。
 
 
 
 
筋肉に頼る姿勢維持のシステムになると、先程から書いているように、内臓機能によって左右されたり、自律神経のバランスによる不随意な筋肉の弛緩と緊張によっても左右される。
 
 
自律神経は、低気圧の影響で、筋肉が自然と弛緩する副交感神経に。
高気圧では、筋肉が自然と緊張する交感神経にと左右します。
 
天候が変わったり、気圧の変化での自律神経のバランスは、筋肉による非効率な姿勢維持をしている人にとっては、大きなダメージになります。
 
世間では、気象病なんて言ってますが
原因は、気象ではなく呼吸です。
 
 
 
『筋肉に頼るな!呼吸を深めろ!』
というのが、このブログの正式なタイトルになりますね。
 
 
 
このところ、よく登場してくれる
鳥獣戯画のカエルさんも良い腹圧をしています!
 
お腹がポンと丸いのが、その証し!
 
 
しっかり腹圧で姿勢維持できれば、雲にだって乗れる!
 
筋斗雲,オルゴナイト,ロコ,鳥獣戯画,カエル,自然整体ウツロイ

 

*撮影協力*
オルゴナイト作家 ヒカリロコちゃん
マル秘オルゴナイト「筋斗雲」を撮影の為にお借りしています。
 
毎月、新月と満月と下弦上弦の月の日に、神聖なオルゴナイトを販売。
販売から数分で完売する事もある、オルゴナイトの火付け役となった
 
本日のブログ更新日7/17は「満月の販売日」
オルゴナイトが気になる方はコチラからチェック
(筋斗雲は、まだ販売していません、またの新作販売をお楽しみに♪)