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人体には強く揉みほぐしてはいけない場所がある



 福岡市西区姪浜駅からほど近くの隠れ家整体院、自然整体ウツロイです。


またまたスピリチュアルな記事が続いたので、身体にまつわるメディカル的なお話しを。


ウツロイは筋肉の揉みほぐしはしません。
一切しないわけではありませんが、ほとんどしません。

全身揉みほぐしとか、筋肉のコリをグリグリとか、実はやっちゃいけない場所があることを知っておいてください。



その場所とは…

『肩』です!



肩こりは、肩が問題なのではありません。
筋肉が凝る、硬くなるには、理由、原因があり
凝っている、という症状が問題ではない。
凝る原因を特定して、原因を無くさない限り、症状が無くなる事はありません。



 さて。揉んではいけないのは、いわゆる肩こりが起きている場所は、揉んだら首が動かなくなったりします。



 筋肉の役割り、作用は、関節を動かす作用と、骨や関節を安定させておく作用があります。

少しさすってあげたり、ジワっと心地良い程度に指圧してあげると、変に筋張って動かなくなっていた筋肉(筋繊維)が緩んで、動きが滑らかになったりしてくれます。



逆に、顔を顰めるほど強くグリグリすると、脳と神経の警戒シグナルが作動して、筋肉と関節はガチガチに固まります。
これが揉み返しとか、揉みごわり、と言うヤツですね。


それを超えて、さらにグリグリすると、脳はこれ以上防御して硬くすると、逆に危険だ!と判断して、ダラリ…と筋肉に力を入れられない状態にします。


こうなると、骨格の安定という作用が働かなくなりますから、痛めてしまいます。




特に「棘上筋」という、肩こりの時にパッと手をやる肩の峰の当たり
丁度、上の女性が肩に手をやっている画像の位置当たりですね。

肩甲骨の上にへばりつく様に付いている筋肉。

「棘上筋」は、肩、上腕の安定を作用する筋肉で、棘上筋をグリグリ揉みほぐすと、腕がダラリと落ちて、激痛になり、腕を上げることもできなくなります。


「肩甲挙筋」は、首の後ろ側面から、肩甲骨に向けて付いている筋肉。
これも揉みほぐし過ぎると、肩甲骨を安定できなくなるので、首から腕にかけて激痛になり、どうしようもなくなります。


「斜角筋」は、首の側面、奥にある筋肉。
呼吸に作用する筋肉で、頸部から肋骨に付着する筋肉。
軽くほぐすと、首を横に傾げる動きや呼吸が楽になり、頭痛の解消にも有効なのですが、グリグリにし過ぎたり、バチバチにストレッチされると腕が痺れます。
痺れが完治するには、数ヶ月掛かることもあります。



 体の中には、揉みほぐしてはいけない場所が存在します。
筋肉は揉みほぐして良いことって、実はそんなに無いんです。

筋肉がどうして硬くなっているのか?
その原因を放ったらかして、硬くなってるから、グリグリほぐしましょう、というのは、プロとしては避けたいところ。




「肩こったわー」という父ちゃんの肩を、幼稚園児の貧弱な手でモイモイしたり、トントンしたり、ぼくが整体師になるキッカケは、そんなやり取りだったかも知れませんが、筋肉に施術するのは、その程度の刺激がベスト!

それ以上の刺激は、メディカル視点が必要ですね。



何が原因して、この筋肉は凝り固まってしまったのだろう?

この筋肉の作用、役割りは何だっただろう?

どうすれば、この凝り固まった筋肉が滑らかな動きを取り戻すだろう?

どうすれば、この筋肉と、それに連鎖する関節や筋肉の作用を取り戻せるだろう?

どの神経が関係している?

どの血管が栄養している?

どの臓器と関連している?

 などなど


頭の中で情報を絞り出して、組み上げ、施術する。
症状のある箇所とは、全く違う箇所を整えることが99%




膝が痛いから膝を処置してもらってる
でも、治らないという方

肩が痛いから肩を処置してもらってる
けど、治らないという方


ウツロイにどうぞ。



股関節が痛いから股関節の手術が必要だと言われている方

ヘルニアだと言われて手術が必要だと言われている方

脊柱管狭窄症だと言われて手術が必要だと言われている方


痛い箇所には原因も治療の必要性もありません。
ウツロイにどうぞ。