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耳鳴り・突発性難聴とコレステロールの関係


突発性難聴と言えばステロイド剤を処方されます。
めまいもメニエルもステロイド剤を処方されます。
原因が内耳にある、半規管や蝸牛と言われる、平衡感覚や聴覚に関する器官に炎症を起こしているからだ、とされるからです。


音を聞くのも、体の平衡バランスを取るのも、内耳気管の中にあるリンパ液の振動で機能します。
振動するリンパ液で音を聴き、リンパ液の傾きでバランスをとります。

炎症で内耳が腫れ、リンパ液の振動や動きを妨げられるので、難聴やめまい、耳鳴りがするので
とりあえず、炎症を解除するステロイド剤を投与するのです。


もし、原因が本当に炎症によるリンパ浮腫などなら、ステロイド剤で一旦は症状は消失します。
でも、炎症が原因でないなら、ステロイド剤では症状の改善はなされない。
それどころか、ホルモンの投与を続けると、自分でホルモンのコントロールができない状態(ダウンレギュレーション)に陥るので、炎症が原因だと、確定しなければリスキーなだけです。





リンパの炎症かどうか、は血液検査で判断されます。
免疫の数値が著しく高くなっているか?
コレステロールの値が著しく高くなっているか?

などです。


コレステロールが高いのは、全身に炎症が起こるリスクが非常に高いからです。
この場合、体や顔にむくみがあるかどうかは、全身に炎症があるか?コレステロールが過剰か?
を判断する上で、分かりやすい指標になります。


突発性難聴やめまい、耳鳴りがあって
手足や顔などに強いむくみがあれば
全身に炎症があって、リンパ浮腫が起きていることも考えられます。


この場合、ステロイドは一時的に症状を消失させることができますが
またすぐに再発します。




根本改善を目指すのであれば、コレステロールを正常に戻すことが求められるでしょう。


食事制限、乳製品(牛乳・ヨーグルト・チーズなど)、揚げ物、牛豚鳥などの脂肪、油『飽和脂肪酸』の摂取を避け、魚の油をはじめとするオメガ3などの『不飽和脂肪酸』をしっかり摂ることを意識しましょう。



脂肪酸は消化の際、リンパに入って、心臓を介して全身の血管に流れていきます。
つまり、その脂肪酸が炎症を起こすたり、血管を詰まらせる『飽和脂肪酸』なのか
炎症を除去し血管を掃除する『不飽和脂肪酸』なのか
で、全身が左右されるのです。



むくみがひどい場合、良くない脂が全身に溜まって炎症を起こしているんだと思ってください。


これ以外の原因で起こる、突発性難聴やめまい、耳鳴りには、脳神経の調整などを必要とする場合があるので、ウツロイにご相談くださいね。