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自然治癒力



 自然治癒力とは何か?
すごく良さげに見えるけれど、その本質的な部分、実際にどんなものかを想像すると、とてもおぼろげで、ぼんやりとしたニュアンスがイメージされる。



しかし、この自然治癒力に少し明確さをもたらしてくれる質問がある。


「誰が怪我や病気を治すのか?」
という質問です。



皆さんは誰が治してくれると思いますか?




料理をしていて、包丁で指を切ってしまった。
その傷を治すのはバンドエイドでしょうか?
それとも、消毒しないと!と思って塗ったチンキやオキシドールでしょうか?


どれも違います。

答えは、自分自身の細胞、人間に自然に備わっている生命維持能力、つまり自然治癒力と言われる力で治っていきます。



大きな怪我をした、病気をした
それを治すのは誰か。


医者に診てもらったから
クスリを飲んだから
包帯を巻いたから
ギプスを付けたから
打撲をアイシングしたから
傷口を消毒したから
手術をしたから
リハビリしたから
整体で施術を受けたから
温泉に浸かったから

治るのではなく


自分自身の身体が、勝手に治すのです。



医者の診断で、診断名を得る事で治りはしません。
血液検査で血液の状態を知っても治りません。


知る、告げられる、事で心を病み、その病名や症状、状態をずっと抱えて生きていく人もいる。
とっくに治っているのに。




 自然治癒力は、人間が本来持つ先天的な自然の絶対法則です。

人体は先天的に備わった能力で、常に健康を保つ。
食べ物を食べれば、何も考えなくても消化、吸収、代謝、解毒、排泄などが自動で成されます。


何も考えなくても、自律神経やホルモンバランスは保たれ、細胞は代謝を繰り返し、生命を維持しています。


その備わった能力、宇宙の叡智を
《イネイト・インテリジェンス》と言います。



その「イネイト」のひとつが、《自然治癒力》です。




先天的知能→《イネイト・インテリジェンス》は、自然界の一部である、人体に備わった、人体を常に健全に保つよう仕組まれた機能性であり、《自然法則》です。




自然法則には、間違いがありません。
太陽が東から登り、西へ沈む
光が差せば、影が伸びる
寒いと水は氷になる
熱いとお湯になる
という、自然法則には間違いが無いのと同じくらい、人体に備わったイネイトも自然治癒力も間違いがない。




ですが、自然原理を紐解き、学問、知識として得られた人間の知識には

正しいこともあれば、誤りも存在する。




自然法則(自然治癒力)と、人為的な医療とは、ここに大きな違いがあります。




 自然法則のイネイト・インテリジェンスの働きを紐解いて得られた知識が医学です。

その医学はどこまで発展しても、どこまで積み重ねても、神秘に満ちた未知の働きであるイネイト・インテリジェンスを超える事はできません。


他人が他人の傷を修復する事ができないし、血液を作り出す事ができない様に、医学はイネイトの後をついていくしかない。



医学に限らず
人間の知識は、自然界を超えることは不可能。

自然界には間違いはないが、人為には正しさと誤りの両方が存在する。




だから、ぼくたち施術家は、自然治癒力の後押しをするだけで良い。
むしろ、やり過ぎは良くない。

「医学的にこうだから」
「科学的にはこれが正しいから」
「エビデンスがあるから」

よりも前に

「自然法則」なんです。

医学や科学、エビデンスが悪いわけではない。
それを踏まえた上で、人為は、必要最小限で良い。
後は、自然治癒力にお任せしよう。というのが最適解。




過去は変えられない。
未来を予測する事はできても、絶対にする事はできない。

自然法則も、イネイトも「今」の最適を継続しているだけ。


我々の施術も医術も過去の傷や怪我、病歴は変えられない。
今を変えて、良い未来を図るしかない。




それは、病気を治すとか、怪我を治すとか、痛みを取り除くとか
ではなく。



「今」の自然治癒力に少しの後押しをして回復を待つ。


誰が病気や怪我を治すのか?
それは、自分自身が治す。
ウツロイは、自然治癒力が最高の働きができるよう、後押し(施術)するだけ。

後押ししたら、あとは回復を待つだけ。





次回は、自然治癒力を活かす、活性する方法や習慣を紐解いていきましょう。