· 

産後の骨盤矯正に行ってはいけない

 

 

産前産後、妊活に、骨盤矯正ってイメージでは、とても良いように感じますよね。

 

整体やボディケアには良いと思いますが、骨盤を矯正したからといって、それほど体が劇的に変化することはないと思います。

 

 

産後は、骨盤内の組織(子宮や骨盤底筋群など)は、大きなダメージを受けています。

そこへわざわざ外的な刺激を付け加える事はいかがなものかと思います。

別の箇所の調整を加えて、骨盤部の負担を軽減させる。というのなら、良いと思いますが、骨盤のゆがみを整える骨盤矯正って言うぐらいだから、直接骨盤に刺激を加えるパターンが主流になっています。

 

 

産後の回復仕切っていない心身、自律神経やホルモンバランスなどに対して、どんな風にアプローチするのかを、通おうとしているサロンのHPや情報をきちんと見ておいた方が良いでしょう。

 

 

 

 

痩せる!引き締まる!産後の下半身太りに!

 

というのがほとんどだと思いますが、骨盤を矯正しても痩せません。

そこだけは知っておいてくださいね。

お肉が移動して、引き締まったりすることはありますが(それを痩せると表現するのだろうか?)。

 

 

 

 

 

 

では、産後は何を気をつけたらいいのか?

 

それは、産後に限らず、妊活中、産前、妊娠中、授乳中も「食事」「栄養バランス」を特に気をつけてください。

糖質ではなく、タンパク質メインの食事を考えましょう。

ビタミンやミネラルも欠かせません。

母体もですし、あかちゃんの成長・発達に超重要。

 

日本の食事は糖質がメインになっているので注意です。

 

 

栄養面が整うと、それを材料に作られるホルモンが健全な状態を作りやすくなります。

ホルモンで自律神経も左右されますし、その逆もある。

体の健康状態、心の健全性は、自律神経とホルモンの働きによって左右されますから、特に妊娠中〜授乳期は、ふたり分の栄養を必要としますので、妊娠中や産後のダイエットなんて考えなくてもいい。

 

ただ、糖質の摂り過ぎは、ダイエット関係なく考えてくださいね!

 

 

 

我々、施術家が、妊娠中や産後のママさんに施すべき施術は、自律神経やホルモンの働きを正常化するよう促す施術であり、骨格の矯正は二の次でいいと思います。

心配しなくても骨盤はゆがみませんし、ゆがみに対する施術をする必要性は低いです。

 

もし骨格の矯正を必要とするのならば、それは肋骨ですね。

お腹が大きくなっていた間に、肋骨が開いて呼吸がしづらい状態になってしまいます。

骨盤ではなく、肋骨を矯正しましょう。

 

 

 

 

 

 

骨盤を矯正する必要がない理由は 

産前産後の骨盤の状態は、ホルモンによって左右されているからです。

 

 

妊娠中は、胎児が成長していくにつれて靭帯が緩み、骨盤が開いていきます。

出産と同時に、ホルモンの分泌バランスが切り替わり、靭帯を緩めていたホルモンはストップ。

骨盤が締まります。

 

もし、骨盤がゆがんでしまうというのなら、帝王切開の場合ですね。

自然分娩では、ホルモンのONとOFFがきちんと切り替わるので大丈夫です。

 

 

 

人間の体の構造上、最も強靭に作られている骨盤。

足を組んだりストレッチ、もみほぐし、そんなことではびくともしません!

胎児を護るべき構造物が、人間の手で形を変えることなんてできないのです。

 

 

 

 

ウツロイが行う、産後の整体は、自律神経やホルモンに対してのアプローチ、呼吸、肋骨、内臓の位置など

骨盤付近は疲れているだけなので、優しく血流を流す程度で改善します。

本質的に人間の心身を捉え、整体を行います。

産前産後もウツロイの整体で癒されてください。

 

 

 

 

 

 

>>> ブログのトップへ戻る