· 

認識を歪める習慣



 「認識」が体を変える。
認識の歪みによって症状は様々に作られてくる、という話しを2回に渡って書きましたが、今回は「認識」を歪ませる要因について。


ネガティブな精神的認識によって、脳の緊張や警戒レベルが高く設定されてしまうし、視覚や聴覚、嗅覚、触覚などの知覚、または身体の感覚の不具合によっても、脳の緊張や警戒レベルが高く設定されてしまう。


では、そもそも、精神・知覚感覚・姿勢などを歪ませるモノは何か?

これはやはり「口にしているモノ」です。
これに関しては、以前からも記事をあげているので、またか。となる方もいるかも知れませんが…


口にしているモノとは?


・食べ物
・飲み物
・クスリ
・添加物や薬剤
・タバコや環境汚染物質
・発言


これらが、口にしているモノ。
普段、どんなモノを口にしているか?
が問われます。


身体に悪い物を食べたり、飲んだり
必要のないクスリをいつまでも飲んでいたり
添加物や環境汚染物質などへの危機感がなかったり
心を傷める発言が多かったり(不平不満、愚痴、文句、悪口、否定的な発言)


腸内環境が崩れる


 これらの良くないモノばかりを口にしていると、まず腸内環境が乱れます。

悪玉菌優勢になり、発言や思考がさらにネガティブになります。
態度、行動にも現れてしまいますね。

腸が悪ければ脳が蝕まれる
腸脳相関ですね。


精神的な歪みによる、否定的な「認識」は、脳の緊張、警戒レベルがもの凄く高くなります。

ちょっと気に入らない事を言われたり、見たりすると、威圧的な態度を取ったり激昂したり、逆に落ち込んで、全てに対して悲観的になったり、やる気を失ったり、心を閉ざし、病む。


起立性調節障害や不登校、癇癪、双極性障害、発達障害などは、食害を整えない限り改善はできないと考えて間違いないでしょう。


臓器を病む


 次に、良くない物を食べたり飲んだりしていると臓器を病みます。
良かれと思ってずっと飲んでいるクスリ、症状がおさまっているのに飲み続けているクスリ、良くないとは分っていてもついつい甘い物をたくさん飲み食いしてしまう…

例を挙げていくとキリがありませんが、身体良くない物が普通に売っていて、それがあたかも身体に良いモノ風に陳列されたり、CMされたり、推奨されたりしているし、本当にいい物を手に入れる方が難しいという歪んだ社会が良くないんですが

臓器を病むと、臓器と対応する筋肉に力が入らなくなっていき、だんだんと姿勢を歪ませていきます。

脚を組んでいるから骨盤や背骨が歪むんじゃない。
妊娠出産で骨盤が歪むんじゃない。
寝具が悪いから背骨が歪むじゃない。


食べてる物で姿勢が背骨が骨盤が歪むのです。


身体が歪んだり、あちらこちらの筋肉に力が入れられなくなると、脳と身体に行き来する知覚感覚のシグナルに常に問題が生じます。


脳が必要とする情報量が少なくなったり、あやふやな情報伝達になったり
「認識」にズレが生じて来てしまいます。



 「自律神経が乱れているんです」という相談は、ここ10年くらいでどんどんと多くなりました。

メディアやYouTubeなどでも、自律神経が乱れると…みたいな内容はたくさんあります。

そういった情報を得ることで、当てはまる症状がいくつかある!自分もそうではないか!となってしまいます。



前回でもメディアなどから得られる情報が、認識を作り、歪ませていく…。
と書きましたが、知らぬが仏みたいな状態ですね。



心配しなくても自律神経は乱れるものではありませんから。
自律神経が乱れているなら、既にあなたは日常生活を送ることができなくなっています。



生命維持の根幹とも言っていい自律神経がそう易々と乱れません。
心臓や脾臓、小腸に癌ができないと同じ様な理屈です。


自律神経は乱れません。
食が乱れているんです。


「自律神経が乱れる」と表現すれば、何かと説明しやすくなるのは確かです。

交感神経が過剰に優位になるのは、生命維持をしなければならないから。
交感神経を昂らせ興奮することで、生命の危機から回避しようとします。
そうしなければならない状況を作るから、そういう対策が必要になっている。

自律神経は何も、身体をキツくしようとして交感神経を昂らせるのではない。
守るために昂っている。
悪者ではない。


乱れているのは生活習慣であり、自律神経はそれに付き合わされているだけに過ぎない。


何においても、まずは、食習慣、口にするモノを整えることが重要ですね。




ではでは
また次回。