· 

歯は育菌しなくてもいいの?



 福岡市西区の整体
姪浜駅からほど近くの静かな住宅街にひっそり溶け込む隠れ家整体院
自然整体ウツロイです。



 先日、歯の話しをしたのでひとつ
虫歯菌、歯周病菌って本当にいるのか?
というお話し。



私たちの身体には、何億、何兆という細菌が住んでいます。
腸を良くする為に、腸内細菌を育てましょう!腸活しましょう!
と、最近ではよく見聞きしますよね。


腸内細菌だけではなく、皮膚にも、胃の中にも、口の中にも無数に存在しています。
腸内細菌は育菌するけど、皮膚や胃や口腔内は別なのか?


本当の育菌は、腸以外も、皮膚も口も何もかもひっくるめ包括的に意識することが重要です。


腸活はしてるけど、手はアルコールスプレーして、口はうがい薬でうがいする
殺菌作用、抗菌作用のある歯磨き、ボディソープ、シャンプーなどを使う


清潔にしておきたい!
という気持ちはわかりますが、常在菌の事を考えると…



 まず、腸活、菌活、育菌の基礎の基礎の基礎の部分。


それは「発酵食品」ではなくて
そして「食生活」でもなくて

実は「運動」なんです!


え?は?

ってなるかも知れませんが、実はこの基礎が最も重要で
基礎がなっていないと、食を変えても、ちょっとしたことでユラユラ、グラグラと足場の崩れやすい菌活になります。



これには、歯周病の話しを重ねてみると、分かりやすくなるかも知れません。


結局のところ、身も心も菌も血流が必須だということです。
そして、歯周病の一番の要因は「血流不足」なんです。



 歯という構造物は、どうやって“維持”されているのか?
それは、血流による栄養供給が成されるからこそ、維持されているのです。

血流が悪くなり、栄養供給できなくなると、構造を維持できずに柔らかい部分から組織の崩壊が始まっていきます。
それが歯肉炎とか歯槽膿漏の発端です。

血流が悪く、維持できなくなって崩れていく部分に菌が集まって来て
その菌が歯周病の原因菌と言われている。


つまり
菌が先ではなく、後。
先は血流不足、組織の崩壊が始まり菌が集まる。


イメージとは逆です。



 上の画像の「歯髄」と言う部分に十分に血流があれば、歯の全体的な構造は維持できる。

硬いエナメル質、象牙質、歯槽骨
これは体で言えば骨。骨格ですね。

歯肉は、歯茎と言われる部分も含めた、体で言えば筋肉の部分。

歯髄は、神経も血管も含まれています。
体で言うところの、そのまんま神経と血管。




糖尿病は、筋肉や骨や「組織」と言われる部分に、血液からの栄養供給ができなくなった状態のこと。
組織を維持するための「血糖」が、吸収できなくなるので、失明したり、手脚が壊死したりします。
組織の崩壊、免疫の崩壊、様々な感染症を起こしますが

歯槽膿漏や歯周病は、糖尿病の歯バージョンみたいなもんですね。



 一度、免疫と常在菌のバランスが崩れたモノはぶち壊して、再構築する必要がありますから、悪性化した細菌叢には一旦、退いてもらう必要があるので、殺菌するしか仕方がない。


でも、そもそもを辿ると、血流不足が重要な要因として浮上してきます。



では、血流不足の主な原因とは何か?
を見てみましょう。


降圧剤

まず血流は必要十分な血圧によって維持されます。
血圧を下げていたら、脳にもそうですし、他の微細な組織に血液を行き渡らせることはできません。


なぜ、血圧が上がるのか?


必要だから上がっている。
特に必要ないなら極端に上がらない。

運動不足で筋肉の活動量が少ないなら、心拍や血圧を上げないと、全身の組織、微細な部分も含めて、栄養供給できずに構造維持できなくなる。

下げてる場合じゃない。
上げないと。


運動不足

前述通り、運動不足、筋肉の活動量が不足すると、全身に血液を巡らせるための血圧も血流も乏しくなる。


心拍を上げて、血圧を上げても
筋肉の活動をしないと血液を届けられない部分もある。

筋トレしよう!とは言いません。
普段から体を動かす、じんわり汗をかくくらい体を動かしましょう。


散歩、ウォーキング、ストレッチなど。

畑仕事や、体を動かす家事
(床の拭き掃除や布団を干したり押し入れからの出し入れしたりと、昔はよく体を動かしていましたね)
…現代社会はそれが無いもんね。

睡眠不足・他

睡眠不足、一日の疲れの解消、回復時間がないと、傷付いた組織の修復ができずに、損傷が進みます。


筋肉や椎間板や毛細血管など

寝不足になると歯茎が腫れるのは何故でしょう?
毛細血管の修復が不十分、蓄積されると炎症、さらに蓄積されると炎症を治せなくなる。


しっかりと寝ましょうね。


そして、他にもストレス過多や喫煙も要因として挙げられます。


ストレスを避けること、軽減させること、発散はこまめに。
ストレス発散にタバコは良くないですね。



タバコは毛細血管の萎縮
味覚の減衰
アルツハイマーリスク

わざわざ体にリスクとストレスをかけて、喫煙しなくても良いのでは?



血流と組織の維持

血流が不足すると組織が維持できない。

血液には組織を維持するための「酸素」と「栄養」を運ぶ役割りがあります。
それが届けられないと、組織は崩壊して行きますね。


崩壊した組織では、エネルギーの代謝や体中の生命サイクルに参加できない。
脳はその部分を管理対象から遠退いかせていく。
すると、余計に神経伝達も血管運動も乏しくなり、ますます維持できなくなる。

体の中にスラムができるイメージ。

そんな部分には、当然ですが悪党が集まるものです。
それが常在菌の中でも、爪弾きにされた悪性化した細菌たち。
悪玉菌。



感染症は、先に菌やウイルスではなく
先に血流不足や疲れやストレスなど。




腸活、菌活、育菌をするなら、まずは運動。
血流をしっかり作ってから。

どうしようもなく腸内細菌叢や常在菌の状態を崩しているなら、まずは一旦リセットさせてから。


歯のケアや腸内ケアなど
一般常識も含めて、様々な不都合な真実が暴露されるような時代になりました。


失敗しない腸活、しっかりとした知識と経験をもとにしたアドバイスが必要な方は、ウツロイにご相談くださいね。