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本当の原因を見つけなければ


 本当の原因を見つけなければ、セルフケアも施術もクスリも意味がない。

意味がないことはないが、100%の効果を発揮することはない。
また、クスリの場合はお門違いの処方では無意味どころか、逆に身体に害を及ぼしてしまう。




風邪を引いた、副鼻腔炎を起こした、熱が出た

もし、これで「抗生剤」が処方されたとしたら、ひとつ確認してほしいのです。


「この症状は、何の細菌に感染しているのか?」
という事です。
抗生剤は、細菌にのみ効果を発揮しウイルスには効果を発揮しません。


ここで、「分からない」と答えが帰ってくるなら、もうダメダメです。




抗生剤は、闇雲に使うものではない。
まぁ、どんなクスリもそうですが。


明確に、または効果的だと判断できなければ、クスリはリスクにしかならない。
当てずっぽうやお試しで使う様なものでは決してない!
という事です。


 原因によっては、ぼくたちセラピストや治療家がどうにもならない問題もあります。

怪我などの損傷や組織変性、腸内環境の悪化などの器質的な問題です。


これに関しは、手で撫でるだけで、血が止まったり、傷が塞がったり、腸内細菌が復活したり、そんな神の様な所業は誰にもできません。



ですが、多くの場合、腸内環境の悪化や腸内細菌の悪化が引き金になっている事が多いのです。

この部分はセルフケア…食事や栄養介入でのケアしかありません。



あと、できることとなると、神経系に作用させるように頭蓋骨や呼吸に介入する施術を行うことでしょうか。


原因をある程度絞り込めないと、効果的なセルフケアも提案する事はできません。



もしも、腸内環境が崩れていた場合に起こる症状であれば、それこそ抗生剤をぶち込まれると大きく状態を悪化させてしまうでしょう。



そうなってしまうと、治療どころか害にしかなっていない事になりますね。


ですから、原因をできる限り詳細に見つけていかなくてはなりません。
その際に、血液検査の数値やレントゲンやMRIの画像診断という2種類しかない検査では、ほとんど特定できないのです。





もっと患者を人として診なければならない。
机上だけで済まそうとする現代医療より、何の資格も持たないぼくたちセラピストや整体師の方が、原因を見つけやすいのは、ちゃんとクライアント、患者さんを見るからです。



病院では原因不明だとしても、それは2種類の項目の上で…だけの話しです。

原因がなければ症状は起こらない。
原因不明でお困りの方は、一度ご相談に来て頂きたいと思います。